日本ハウズイング(株)は9日、2024年3月期決算(連結)を発表した。
当期(23年4月1日~24年3月31日)は売上高1,453億5,000万円(前期比3.5%増)、営業利益37億4,600万円(同44.9%減)、経常利益39億9,200万円(同42.3%減)、当期純利益9億9,500万円(同79.1%減)。
大幅減益となったのは、営繕工事業において、シンガポールの子会社が、コロナ禍以降の急速なインフレによる各種コストの増加で業績が悪化。売上債権の回収懸念に伴う会計処理を行なったため。
主力のマンション管理事業は、前期受託した物件が計画通り稼働。周辺事業からの収入も寄与し、売上高594億4,500万円(同4.7%増)、営業利益51億1,600万円(同2.8%増)と増収増益。管理戸数は、期中9,659戸増加し49万9,325戸、グループ全体の管理戸数は60万3,753戸を達成した。
ビル管理事業は、海外の連結子会社の収益寄与で、売上高163億8,500万円(同2.8%増)、営業利益7億1,100万円(同12.4%増)。営繕工事業は、売上高635億9,200万円(同2.9%増)、営業利益7億9,200万円(同80.5%減)だった。
なお同社は同日、MBOの一環として行なわれるマルシアンホールディングス(合)による同社普通株式に対する公開買付けに賛同したと発表。公開買付とその後の一連の手続きを経て、上場廃止となる予定であるため、25年3月期の業績予想を開示していない。
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