償却
shoukyaku
- 英語Amortization
- 繁体字攤銷
- 簡体字摊销
「減価償却」とは、企業会計における用語で、収益を生み出す過程で利用された資産の元本をコストとして認識する手法を指す。通常、固定資産の初期費用を所得を得るために用いられる期間において費用分散するのが基本原則である。具体的には、取得した初期費用から残存価格を差し引いた金額を、該当固定資産が一般的に使用される持続期間または耐久性期間として、次の4つの手法の何れかにより償却する。1.一定算定法:固定資産の耐久性期間を通して、各期間で均一な金額をコストとして計上する方式2.一定割合法:固定資産の耐久性期間において、各期間で期初の未償却残額に特定の割合を乗じた金額をコストとして計上する方式3.級数法:固定資産の耐久性期間を通して、各期間ごとに一定の金額を算数的に減少させながらコストを計上する方式4.生産出力比例法:固定資産の耐久性期間を通して、各期間ごとに該当資産による生産またはサービス提供の比率に応じた金額をコストとして計上する方式なお、土地は減価償却を適用する対象資産ではない。また、企業会計とは別に、法人税における課税上では、税務会計の規定に基づく減価償却の方法が存在する。そして、償却対象資産には、基本的に固定資産税が適用される。