一次エネルギー消費量
ichijienerugi-shouhiryou
- 英語Primary energy consumption
- 繁体字一次能源消耗
- 簡体字一次能源消耗
建造物のエネルギー利用率を判断する際の一つの基準として、建物の使用に際して生じる直接的なエネルギー使用量(エネルギー効率化設備によるエネルギー使用削減も含む)が考慮されます。この数値が低ければ低いほど、エネルギーの節約具合は高いと言えるでしょう。商用建築物の場合、空調システム、空調以外の機械換気、照明、給湯装置、エレベーターなどの初期エネルギー使用量を全て合計し、エネルギー効率化システムによる削減量を除いた値が計算されます。一方、住宅の場合は、暖房装置、冷房装置、機械換気装置、照明設備、給湯システムなどの初期エネルギー使用量を全て合算し、エネルギー効率化設備による削減量を引いたものが算出されます。これらの具体的な計算手順は、国土交通大臣が制定するものとされており、それぞれ毎年のエネルギー量(メガジュール/年)で表示されます。エネルギーの節約状況を評価する際の初期エネルギー使用量は、エネルギー節約基準を1とした場合、誘導基準は非住宅用建築物では0.8倍、住宅では0.9倍、住宅トップランナー基準では0.9倍のレベルに設定されています。