(一社)不動産総合戦略協会(RESA)は1日、イオンコンパス東京(東京都中央区)で「アフターコロナ時代に意識しなければならないパラダイムシフトとは何か」と題したセミナーを開催した。同協会として2回目のセミナーとなる。
第一部では、同協会客員研究員の水谷敏也氏が基調講演。同氏は、コロナ禍をきっかけとして、経済・社会にパラダイムシフトが発生するとして、日本経済全体を不動産・建設の視点からの分析を語った。また、これから経済成長を目指す上で人材不足が足かせになると指摘し移民政策やDXの必要性などについても論じ、今後の経済において重要となる視点を紹介した。
その後、水谷氏と、同協会代表理事の大木祐悟氏が「2024年のマンション市場の見方」をテーマにトークセッションを行なった。大木氏の問いに水谷氏が回答。水谷氏は「かつてのマンション市場とは違い、在庫が増加しすぎないという特徴がある。また、ディベロッパーに体力があるため、時間をかけてゆっくり完売を目指せばよいという供給側の考え方も読み取れる。建設費の高騰もしばらく続きそうであるため、今の価格上昇が続くマンション市場が崩れることは考えづらい」などと話した。
・ 文書の著作権は、出典元である株式会社不動産流通研究所様に帰属します。
・ 利用に際して利用者が何らかの損害を被ったとしても、南青山リアルエステート、株式会社不動産流通研究所様は、いかなる民事上の責任を負うものではありませんので、ご了承ください。
・ニュースの内容には修正が入る場合があります。最新の情報は株式会社不動産流通研究所様のオリジナル記事でご確認ください。