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WAMARE経済情報

賃貸マンションの駐車料、築年数に比例して下落

賃貸マンションに付随する「駐車料」が、建物の築年数に比例して下落することが、アットホームラボ(株)の調査で分かった。同社はアットホーム(株)が調査した「不動産のプロが選ぶ!『2022年上半期問合せが多かった条件・設備~賃貸編~』ランキング」で2番目にランクインした「駐車場」の利用料に焦点を当てて考察・分析した。

「不動産情報サイト アットホーム」で22年8月に公開された駅徒歩10分以内の賃貸マンションを対象に集計したところ、地域別の平均駐車料は仙台市1万1,602円、東京23区3万485円、東京都下1万1,792円、名古屋市1万6,106円、大阪市1万9,833円、福岡市1万1,921円となった。

物件の築年数による推移をみると、例えば東京23区では、築5年以内の物件では3万4,357円、築6~10年が3万2,248円、築11~20年が3万1,522円、築21~30年が2万5,249円、築31~40年が2万3,643円。他の都市においても同様に、経年により車場の利用料も低下していく傾向にあることが分かった。

この理由についてアットホームラボ(株)データマーケティング部の津本辰吉氏は「経年劣化の起こりにくい駐車場においても、物件の築年数に伴って値下がりすることがデータで示された。自動車を所有する人は家賃と駐車料の合計予算で物件を探すため、付帯設備である駐車場の利用料を減額することで家賃そのものへの影響を抑えるのと同時に、競合物件よりも総額を下げる狙いがあるのだろう」と考察した。

(株)不動産流通研究所が11月5日に発売した「月刊不動産流通2022年12月号」の連載「REALESTATE MARKET SURVEY」では、各都市の築年数別家賃・駐車料の推移等、より詳細なデータを紹介している。

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