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再建築不可物件とは?メリットデメリットを紹介

今ある建物を解体しても、新たに建物を建てることが出来ない土地のこと

再建築不可物件は新たに建物を建て替えることができません。
ですが、「4号建築物」という条件に当てはまれば、既存の建物をリフォームすることが可能です。
また、接道義務という「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければいけない」という義務を果たすことで再建築が可能になる場合があります。

① 再建築不可物件のメリット・デメリット

【メリット】

(1) 購入価格が安い
建て替えすることができない、増築や改築も難しいなど、様々な問題を抱える反面、相場の5割以下の価格で購入できることがあります。
購入価格を抑え、リフォーム代を充実させて住みたいという人にはぴったりです。

(2)税金が安い
再建築不可物件は固定資産税評価額が低く設定されている為、固定資産税や都市計画税、
相続税等を安く抑えることができます。

【デメリット】

(1) 建て替えができない
建て替え不可なことが、再建築不可物件の最大のデメリットです。
リフォームを行うことはできますが、築年数がある程度経っている分小さな修繕が度々発生したり、火災や地震、台風など災害で倒壊したりしても建て直しすることはできません。

(2) 住宅ローンの利用が困難
再建築不可物件は担保評価が低く一般的に銀行系の住宅ローンを利用しての購入が難しい為、現金一括での購入となります。ノンバンクでのローンを利用もありますが、住宅ローンと違って金利が高くなってしまう為、毎月の返済が割高になる可能性があります。

② 再建築不可物件の活用

メリット・デメリット両方ある再建築不可物件ですが、以下の活用方法により価値を向上させられる可能性があります。

(1) 建て替えができない為、リフォームをして建物を維持管理する
(2) 更地にして物置や駐輪場等に利用
(3) 再建築可能な隣地を購入し、再建築に必要な接道条件を満たし再建築可能にする