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WAMARE経済情報

都心5区ビル空室率、2ヵ月連続の5%台

三幸エステート(株)は12日、2023年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模賃貸オフィスビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

東京都心5区の空室率は5.13%(前月比0.02ポイント低下)とほぼ横ばいで、2ヵ月連続の5%台となった。拡張等前向きな移転の動きがわずかだったことに加え、新築ビルに移転したテナントの二次空室や部分解約による現空床が生じていることが要因。退去前を含む募集床の割合を示す潜在空室率も7.57%(同0.10ポイント低下)と、小幅の低下だった。

1坪当たりの募集賃料も2万7,992円(同35円下落)とわずかに下落。2万8,000円前後での小幅な動きが継続。リーシング活動が長期化しているビルを中心に、賃貸条件の見直しやキャンペーンが行なわれている。既存ビルと建築中ビルの募集面積は、合わせて64万2,625坪(同2,485坪増)と増加した。

一方、全国6大都市の空室率は、東京23区5.3%(同0.1ポイント低下)、札幌市1.0%(同0.2ポイント低下)、仙台市3.4%(同0.1ポイント低下)、名古屋市5.1%(同0.2ポイント上昇)、大阪市3.5%(同0.3ポイント低下)、福岡市4.4%(同0.3ポイント低下)だった。

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