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【日本マナーガイド】初めてでも安心!銭湯の入り方ガイド ~日本の文化を体験し、心も体も温まるひとときを~

1. 銭湯とは?まず知っておきたい基礎知識

銭湯とは?

銭湯(Sento)は、日本独自の公衆浴場であり、地域の人々が集い、心と体を癒す場所です。

江戸時代に発展し、昭和の時代には全国に1万8000軒以上存在していました。現在は家庭風呂の普及により減少しましたが、レトロな雰囲気と温かい交流が楽しめる場所として、再び注目されています。

「大きな湯船に浸かる贅沢な時間を味わう」
「人との距離が近く、コミュニティの温かみを感じる」
そんな体験ができるのが、銭湯の魅力です。

外国人観光客にも人気が高まり、日本文化を肌で感じられるスポットになっています。

2. 銭湯に行く前に知っておきたいこと

① 必要な持ち物

● 持参すると便利なもの
・タオル(小さいタオル&バスタオル)
・シャンプー・ボディソープ(備え付けがない銭湯も多い)
・着替え(湯上がり用)
・ヘアゴム(髪の長い人用)
・小銭(入浴料・ロッカー用)
● 持ち込めないもの
・水着(銭湯は裸で入浴する)
・スマホ・カメラ(浴場内での撮影は禁止)

※ レンタルや販売がある銭湯も多いので、手ぶらでもOK!

② 銭湯の料金

日本の銭湯は、自治体ごとに料金が統一されています。
● 例)東京都の銭湯料金(2024年時点):500円
● サウナ付きの銭湯では、追加料金(200~500円程度)が必要なことが多い

※ 都内の銭湯は500円前後で楽しめる! 旅の疲れを癒すのにぴったりです。

3. 銭湯の入り方(ステップガイド)

日本の銭湯は、入浴のルールがあるので、初めての人でも安心して楽しめるように、ステップごとに解説します!

① 受付(番台・フロント)

●番台またはフロントで入浴料を支払う
・番台式の銭湯 → 伝統的な銭湯では、受付の番台に女将さんや店主が座っている
・フロント式の銭湯 → 近年では、ホテルのような受付形式の銭湯も増えている

●下駄箱に靴を入れる
・入口で靴を脱ぎ、ロッカーに入れる(鍵がある場合は持っておく)

※お風呂は裸で入るので、水着を着る必要はありません!

② 脱衣所で準備

● 脱衣所に入り、服を脱ぐ
・ロッカーに荷物を入れ、服を脱ぐ(下着もすべて脱ぐ)
・貴重品はロッカーへ(鍵付きロッカーがある銭湯が多い)

● 入浴前に確認すべきポイント
・裸で入るのが基本(水着NG)
・タオル1枚を持って浴場へ
・髪の長い人はゴムで結ぶ(お湯に髪が浸からないように)

③ 浴場に入る&体を洗う

● かけ湯(湯をかぶる)をする
・湯船に入る前に、必ず体を流す!(「かけ湯」と呼ばれる)
・温度に慣れるためにも重要なステップ

● 座って体を洗う
・備え付けの椅子に座り、体を洗う(立ったままシャワーはNG)
・シャンプー・ボディソープで髪と体を洗う
・周りにお湯が飛び散らないように注意!

※日本の銭湯は「お湯を大切にする文化」なので、かけ湯を忘れずに!

④ 湯船に入る

● いよいよ大きなお風呂に浸かる!
・湯船には静かに入る(バシャバシャしない)
・タオルは湯船に入れない(頭の上に乗せるのが一般的)
・長時間の入浴は控え、適度に休憩する

※ 日本の銭湯はお湯が熱め! 最初はゆっくり入るのがポイントです。

⑤ 湯上がり&脱衣所

● 湯船から上がるとき
・体についたお湯を軽く拭いてから脱衣所へ

●タオルで体を拭く&着替え
・髪が濡れたまま外に出ないよう、しっかり拭く

4. 湯上がりの楽しみ

① 瓶入り牛乳を飲もう!

日本の銭湯文化には、湯上がりに「瓶入り牛乳」を飲む習慣があります。
特に人気なのは:
・コーヒー牛乳
・フルーツ牛乳
・普通の牛乳

5. 銭湯のマナー(守るべきルール)

× やってはいけないこと
・ 湯船の中で体を洗う
・ 髪の毛をお湯につける
・ 走る・騒ぐ
・ 写真・動画を撮る(プライバシーのため)

✅ 守るべきこと
・ 体をしっかり洗ってから湯船に入る
・周りの人に迷惑をかけない

まとめ

銭湯は、日本の伝統文化を体験できる貴重な場所です。
初めての人や外国人観光客でも、基本のルールを知っておけば安心して楽しめます!

ぜひ、日本に来たら、のれんをくぐって銭湯文化を味わってみてください!