(一財)日本不動産研究所は13日、「住宅マーケットインデックス2024下期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した23区内の賃貸・分譲マンション事例データを基に、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを大型(80平方メートル以上)・標準(40~80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。
1平方メートル当たりのマンション賃料は、東京都心5区で新築が大型7,967円(前期比3.0%下落)、標準5,751円(同2.3%下落)、小型4,875円(同0.7%上昇)。既存は大型7,146円(同0.5%下落)、標準5,264円(同0.4%下落)、小型4,585円(同1.0%上昇)。新築・既存共に大型タイプと標準タイプが前期の最高値を下回ったものの、依然として高い水準を維持。一方、小型タイプは引き続き上昇し、最高値を更新した。
東京23区では、新築が大型6,728円(同5.8%下落)、標準3,989円(同0.5%上昇)、小型4,042円(同1.2%上昇)。既存は大型6,040円(同3.1%下落)、標準3,689円(同1.3%上昇)、小型3,800円(同1.2%上昇)。新築・既存の大型タイプが前期の最高値を下回ったが、標準タイプと小型タイプは引き続き上昇し、前期の最高値を更新している。
1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型237万8,000円(同32.5%下落)、標準192万9,000円(同12.0%下落)、小型239万5,000円(同34.6%上昇)。既存が大型246万円(同18.3%上昇)、標準179万5,000円(同1.5%下落)、小型145万4,000円(同1.5%上昇)となった。新築大型タイプと標準タイプは共に下落したが、小型タイプは上昇。既存の標準タイプは前期比で下落したが、大型と小型は上昇した。
東京23区は、新築は大型が213万9,000円(同22.5%下落)、標準164万7,000円(同8.5%上昇)、小型158万5,000円(同1.9%上昇)。既存は大型155万9,000円(同8.3%上昇)、標準116万9,000円(同0.8%下落)、小型120万8,000円(同1.7%上昇)だった。新築の大型タイプは下落したが、標準と小型は上昇傾向が継続。既存の標準タイプはやや下落したものの、大型タイプおよび小型タイプは引き続き上昇傾向となっている。
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